2009年11月30日月曜日

食べられちまったな

今日 カップルが目をあわせて
「おいし〜」と食べてくれていた
じゃがいものにっころがし

のじゃがいも、の



旅の途中で 出逢った夕陽の中の笑顔の人々の
実に素早い手の動きと ウキウキと


土は北海道の大地か 沖永良部島か忘れた。

みんな、ごちそうさま。

楽しいご縁をありがとう。




2009年11月28日土曜日

ステンドグラス





望外に 永く愉しめることになった今年の京都の紅葉。

暑かったり寒かったり、
指揮者の愉しいいたずら心に感謝、
なんて、
そろそろ桜も 終盤の、

葉もしっかりはっきりから
薄く、 でも朝日にキラキラな
ステンドグラスのエッセンスを教わるような気持ち良さです。

ステンドグラスが部屋に欲しい。なんて夏に友人に
口に出して話してたのを思い出します。…


イメージを共有することから
サービスでも信頼関係がはじまりすが、
驚かされるのが、 また たまらない。

もみじは、今からまた、いいみたい。





2009年11月26日木曜日

『そみ』


、、「みそ」 ですね、

"素材が喜ぶ、気持ちよがる"塩の効果でやってしまいますが、

久しぶりにまた少し違った視点のバランス。

久しぶりの松野醤油さんです。
あの濃い〜濃口醤油じゃなくて、

昔づくり淡口醤油を。

入ると醤油のいい香りがたちこめています。

そしてこれは
朝の出汁仕込みの時の火加減。

煮やすのではなく
かつを節をゆっくり
蒸らすかの様に、です。




2009年11月24日火曜日

『♪』


今朝の旋律。

感覚詠みで
都合よくアレンジして下さいね。

晩秋の冷たさと温もり


いいなあ。



2009年11月22日日曜日

踊れ! 腰をふれ!

無農薬漢方土壌で赤かぶが旨くつくれたからと、

研究、施策してる人から
沢山いただきました。
みんなが持ってる赤かぶ。


洗ってスライスして
塩するだけで
みんなで 「 ん〜♪ 」 と うなる滋味な味わい。
今日から おつけもんは ちょっとの間 これです。
ありがたいです。

縁。
無数の 支える手のひらによって、
全てみんなが、運ばれてるん感じですね。

その上で 喜んで腰をふれるくらいが、
また面白いと、
お客様とスタッフを見ていると思います。

右の男の子は、 ニコヤンです。
舞い込んで来たドイツの新人さんは、
まだ 日本語もこれから… ですが、
日本の料理、 文化を学びたい人です。
よろしくお願いします。

さて 今日のBGMは、
グレングールドで
秋の情緒的にお客様を迎えたいと思います。

音楽は 人の心を解放させる瞬間が沢山あります。

聴いてる人も 聴こえない人もいます。
だから  遊べるのでしょうね。


赤かぶ持ってきた人、

ありがとう。


2009年11月20日金曜日

茶の味

学生さんが沢山来てくれた日でした。

お二階は 三重大のみなさん。
かわいい女の子が、
電話の時から熱心にコーディネイトしてくれ、
沢山食べる男の子たちを連れてきて下さいまして、
2階見に行った僕に 「この人が一番沢山食べてます!」
と、紹介してくれます。 (^-^)

愛知からは 小学生の皆さんが
そばを 食べてくれてます。
そして
「このお茶、 おいしい…」 と
お出ししてる ほうじ茶を誉めてくれます。

茶を誉める小学生たち、 渋いなぁ なんて思います。

茶の味に 意識の向くような
そんな家庭風景があるんでしょうねぇ…。

みなさん、ありがとうございます。


さて 今日からは、
全国盆栽店がはじまります。
どんなお客様が来られるか…
今朝のお出汁の味わいから、
イメージされております。  勝手ながら。

ブライアン イーノ氏は 来ないかな‥‥

2009年11月19日木曜日

買い出しという名の ドライブ〜

閉店後 買い出しに走る。

あるスパイスが欲しくて 高速を駈ける。

僕はフランスのクルマ
シトロエンが好きでそればかり乗ってるのは、
一言で言うと、
油圧サスペンションの乗り心地がメチャ好きなのと、
ユニークな造形美意識がメチャ好きだからです。

特に乗り心地は機械式なバネの代わりに、
アキュームレータと言われるガスとオイルの入った
丸い玉がサスペンションを担っていて

そのシステムと感触を
羊水の中の赤ん坊的と喩える人もいます。

道路の凹凸を無視するかのように
フーワーっと宙に浮きそうになったり、

アスファルトが液状化したみたいに
ヌールーっと沈み込む様な瞬間があったり、

同じ道でも毎回予測不可な動きもあり、

とにかく "クルマの調子がいい時"は、
移動そのものがまさに密かに快感 です。

うねりを超えて
1回の屈伸に約2から3秒くらいのフンワリ〜の時もあり、
、、0.4Hz運動サスペンションなんて、
とても…、ハマる。

その乗り味に
好きな音楽と、
めくるめく情景がシンクロして
最高のロードムーヴィ、、、
なんてこともしょっちゅうです。


いつも 今がまた目的の瞬間でもある、
そんなことを実感させてくれる、
そんな乗り物でもあります。

さて、お目当てのスパイスは 無かったんですけどね。

ショップの人が勧めてくれた とんかつ屋は、
また 「これを食べにきたのか!」
と 思うくらいの一口目、美味かった。

場の空気やサーヴィスも緩急があって、参考になったなあ。

さてはやく帰ろう。

2009年11月16日月曜日

くすぐられました


帰ったら今日はすぐに寝ちゃいそうな気がして、

食べて帰ることにしました。

不意に入った大文字山の麓
銀閣寺のイタリアン ビリキーノは
仲のいい男性兄弟でされてるみたいな小さな店で
パパッと食べれて気分にバッチリでした。

辛口のスプマンテに
鶏白肝テリーヌ。

フルーティーでビネガーの効いたサラダたっぷり
血液バランスサラサラ気分で
モグモグ。

豚タンと牛頬肉の赤ワイン煮込みに
ゴルゴンゾーラを合わせたソースのショートパスタは
カンパネーッレ という初めて食べるパスタでした。

歯ごたえと共に、
口の中でくすぐられる舌触りが刺激的でした。

ちょっと疲れた帰り道に、
思いもよらないタッチの刺激を
インプットさせてもらえました。

でも一番刺激的だったのは
彼女のチャーミングさでした。

美味しかった? 美味しかったの?

明るいごちそうさま気分をくすぐられて帰ってきました。



2009年11月14日土曜日

ちょっと用事…



と言って ちょっとまわりみち。

10数年前 毎日散歩してた
曼殊院の高台から
京都盆地の北分の夕景。

観光客も全然いないな。

まだまだと思っていたら、
曼殊院のもみじは




クルマをとめると
「今年は…
こんなんやなあ…
ちょっとあれやろ…

淡いっちゅうのかー …」

と ひとりヒマそうなタクシーの運ちゃんが
僕に語りを止めない。

観光のプロは 岡崎の桜も誉めつつ、

「もう来週は …
嵯峨野ちゃう?…」
と 嬉しそうに言いながらフェードアウト。

今、一期一会の
曼殊院の蕎麦屋のライトに照らされた紅葉と


こんにちわ。

京都人の ちょっと、、

は くせもの。




2009年11月13日金曜日

モン サン ミッシェル



昨日 スケッチの話をしていたら、

さっき夕方、
だる満の向かいで女性がスケッチをしていた。



ん〜 寒そう、 と思い、

スタッフに 「ホットコーヒーをプレゼントしてきといたげてー」と頼んでおいた。

ストンと暗くなり、
その人が ありがとうって カップを返しにきて、
見せてくれたそのスケッチは、
ものの数十分で描かれた だる満 だってびっくり!
発色のいい鮮やかな色のペンで途中まで色もつけてあった。



フランスのブルターニュ地方
モン サン ミッシェル から来たって。

詳しい事はなにも知らないけど
大天使、ミカエルが降り立ったとされる
海に浮かぶ城、モン サン ミッシェル修道院。

ここはたまらんかっこいいな…
ってずっと雑誌の写真を眺めていたから、

「あぁ モン サン ミッシェルね。 すごいね。」
って答えれたのでした。

いっぺん行ってみよ。

シードル(りんご発泡酒)も大好きだし。

いつもこんなに赤かったかな


と思うくらい 結局今年は赤までの強い、

店の前の桜の樹々は、

二条通りを来て、
店の前の疎水沿いに左折すると ハッとする赤。

二階上がっても、 綺麗。



春にはこうだった桜。

疎水の向かい側なんて 真っ赤に見える。

スケッチに、この色を絵の具でつくるのは、
ワクワクの大変だろう。


春には 鳥も眺め、



外に酔いしれていて、

秋には ひとつ内側の豊かさに愛しむような
慣れ親しんでるような佇まいの
自然と人や鳥たちの風景が見られます。

みんな時の旅人ですね。

お店の中のおばんざいも、
負けじと赤いのよん。

赤大根に… ひらひら。




2009年11月11日水曜日

3つ子の…

753まいりの頃なんですね。

かわいい着物の女の子や
ピシッとしたシャツを着た3つの男の子が沢山来られます。

「っあ〜 おいちー!!」
と そばつゆを飲み干し、
僕にウインクしんばかりの笑顔をくれる
"超 聡明な"男の子 笑
超 ありがとうございます な気分

こんな日常エクスタシーも たまんない。 (*^_^*)

ガシラ?

ちょっと前の贅沢なまかないです。

漢方土壌野菜に力を注いでいる
キントキフーズの鷲尾さんが
振る舞ってくれています。

店が落ち着いたら
突然さばきはじめました…



顔を見ながら食べる…

これが牛なら大変です。
ローマ人じゃないし。

日本人はやっぱり魚…なんでしょうか。
野菜でも、こういう真ん中にそのもの
周りにカットの盛りつけコーディネイトは
いけるですね。

ちなみに魚はガシラ に クエ .

だそうです。 僕は魚あまりわからなーい ですが、
クエ、おいしかったな。

ごちそうさまです。
いつもありがとうございます。


色づいてまっせ

今年の早かった色づきで、

京都の中でも、今はこの岡崎周辺はとても綺麗な
赤〜黄の妙色の秋らしい色彩の世界になっています。

店の前は疎水に沿ってずっと
春に蕾から花吹雪までをレポートした桜の樹々です。


自然の色は、毎年
この色はこんな感触があるんかあ、なんて
何気ないちょっとした驚きと発見のような感動をもたらしてくれます。

色も波長ですから
色彩の周波数域を感じれて、いいなあと思います。

例えば、蜂なんかだったら、
人間には見えない紫外線の吸収なんかが見えるけど、
色彩は人間よりモノクロに映るらしいのですが、
ちょうど今自分の見える色彩に感謝してしまいます。

音でも人の可聴周波数域があって、
聴こえる範囲はおおよそ決まってます、
イルカはまた超音波といった全然違った感覚を持っているようです。

目、耳、鼻、口、肌、と心やフィーリング

この世界を味わい楽しむ為の感覚に、
季節は心地よい刺激を与えてくれますね。


お店の二階より。



2009年11月9日月曜日

夕景と海老芋


農業をやってる高校の時の同級生、出島くんから、

「俺のつくった海老芋も食べてみてくれよ」と言われていた。

東京や地方の和食の板前さんのみならず、
フレンチやイタリアンのシェフにも人気で直接送っているらしい。

あっ!今行けるとばかり、 夕景の中 高速をぶっ飛ばした。

きれいな夕陽とガラガラの高速道路だった。

ジャンクションの織模様がまた気持ちいい。

思い通り アッという間に着いたその田舎の夕景の風がまた、
こそばゆいくらい柔らかい。

海老芋どっさりいただいて帰ってきました。

おかみさんも おばんざいの北村さんも、
きゃあきゃあ言って、喜んでくれた。

沢山プレゼントしてくれた まだ小さな芋は、
天ぷらにしちゃおう。

食べに来てね。



2009年11月5日木曜日

やさしいレッドホットです

京都も今週 急に寒くなりました。

部屋に帰ると鼻の頭が冷たくて、
エアコンの暖房を入れようとしたら、
リモコンの電池が お亡くなりになってるらしく
何度押しても反応しません。

裏蓋を空けると 単四電池。
引き出しを探したら、
あった! 単四電池は

なんだか 白い粉が吹いてるみたいになってて、
だーみーだあ〜、こりゃ…(+_+)

一昨年ガスファンヒーターを買ったことを思い出すまで2晩
鼻の頭の冷たい夜を過ごしました。

この話ではなかった…


寒くなると 辛いものがあったまります。

以前より、自分が食べる時にはいつも使う大好きな一味があり、
今回 客席のテーブルにもデビューさせることにしました。

お店の薬味セットはこうなりました。

まず祇園 原了郭さんの黒七味。
この以前のアルミ缶デザインが好きで 原さんに取っといてもらったのですが、
最後のも もうだいぶヤレてきましたね。

同じく、粉山椒も各テーブルへ置くことに。
繊細なピリピリ感で香りが上に抜けていきます。
今までは丼のお客様に添えてお持ちしてましたが、
これがお蕎麦にもよくあうんですね。

で、黒七味は独自の風味で、
どちらかと言えば、 鋭角的な辛さがあります。

(これはホントはかつを出汁より、瀬戸内文化の いりこだしに より合うとおもいます。)

そこで今回デビューさせることにしたのは、

ある韓国の唐辛子一味。

サラサラの粉ではなく粗めの刻みのような感じのものです。
最初に甘味を感じさせ
辛みも丸くコクのある辛みです。

やさしいレッドホットです。

うちのおだし 、もちろんそのまんまで美味しいのですが、
この一味とも、とても調和のとれた美味しさを披露してくれます。

最初はそのままで。
その後 お客様の好みの調味でカスタマイズできる提案が揃い、
嬉しいのです。

ところで この入れ物もかわいくないですか?

5バージョン用意したのですが、 これはそのうちのひとつ。

この小ささを愛でる感じが 京都ですね。

さじの扱いも 少しだけ気を使います。

江戸っ子だったら
「かー、なんでぇ、 この耳かきみてぇな 小せえので何遍もやらされてたんじゃあ
蕎麦ものびちまうぜ…」
てな 感じでしょうか。

実は 僕も 辛いの好きで沢山入れるので、
たまに、さじを無視して 入れ物から バッ とやっちゃいます。

いずれにせよ、 この一味 美味しいんですよ。


2009年11月4日水曜日

笑顔の真受け

まだ馴れないスタッフが、 お客様から笑顔をもらっている。

内心、やったあ! と思います。

ミーティングで
「お客さんに 笑顔もらってたなあ」 というと、
すんごく嬉しそうでした。

笑顔を真受けできるって、
ホントにいいなって思います。

ホントは ふとお客様が笑顔になって下さった瞬間、
胸が小躍りするくらい嬉しい。

でも、
笑顔を真受けされなかったり、
できないシーンってあります。


笑顔を真受けして 喜びをどんどん膨らませていけばいいと思います。
笑顔ミラー磨き。

笑顔に敏感なチームはすごく楽しい。
理屈なくハッピーが光速で共鳴する。

ホントにお客様に育ててもらってるなあって思います。

ありがたいなあ。

朝の岡崎公園を散歩しながら、
去年の今頃のこれを思い出した。誰の仕業だろう…